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2025.06.16
豆知識
住宅ローン審査に通らないのはなぜ?よくある原因と今すぐできる対処法

住宅ローンの審査に通らず、がっかりした経験はありませんか?
家づくりの第一歩でつまずいてしまうと、不安になりますよね。
「なぜ落ちたのか」「もう通らないのでは」と悩む方も少なくありません。
でも、落ちた理由を知れば、次への対策が見えてきます。
この記事では、審査に通らない主な原因を解説しています。
再挑戦に向けて今すぐできる対策や金融機関の選び方までご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
マイホームの夢をあきらめず、実現に向けた第一歩を踏み出しましょう。
住宅ローンの事前審査が通らない理由とは?
住宅ローン審査に落ちる理由は一つではありません。
さまざまな要素が重なり、審査に影響を与えるのです。
ここでは、よくある原因を一つひとつ見ていきましょう。
・年収と返済比率
・雇用形態の不安定さ
・信用情報の傷
・借入状況の多さ
・完済時の年齢が高齢
・返済実績がない人
年収と返済比率のバランス
住宅ローン審査では、返済比率が重要です。
年収に対してローン返済額が多すぎると落ちやすくなります。
一般的には、年収の25~35%以内が目安です。
例えば年収400万円なら、年間返済額は100〜140万円以内が理想とされます。
オーバーすると、生活に無理が生じると判断されるためです。
勤務先や雇用形態の不安定さ
雇用形態が不安定な方は要注意です。
特に転職したばかりやフリーランスは、審査で不利になりがちです。
住宅ローンの借り入れは、安定した収入があるかどうかが判断基準になります。
正社員でも、勤務年数が1年未満だと厳しい場合があります。
職種や業種の将来性も、金融機関は見ています。
クレジット履歴の傷
過去に延滞があると審査に響きます。
クレジットカードや携帯料金の未払いも、信用情報に記録されます。
ローン審査では、この信用情報が重要視されます。
CICやJICCなど信用情報機関には、支払い履歴が記録されています。
過去5年以内の延滞は、マイナス材料になりやすいのです。
借入状況が多い
他のローンやキャッシングがあると、審査に影響します。
車のローンやカードローンがある場合は、残債に注意しましょう。
返済が多いと、「貸しすぎ」の判断になってしまうのです。
また、複数のローン契約があると「お金に困っている」と見なされる可能性もあります。
完済時の年齢が高齢の場合
住宅ローンの返済期間は、一般的に35〜40年で設定されています。
そのため、40歳を超えて融資を受けると、完済時の年齢が80歳前後となる計算です。
高齢になってしまうと、返済能力を問われる場合が多いことから審査に通りにくくなるとされています。
返済実績がない人
中にはクレジットカードを使ったことがない方もいらっしゃいます。
このような現金主義の方は、「カードが使えない理由がある」と捉えられる場合も少なくありません。
返済実績がないとみなされ、信用が低くなると考えられます。
住宅ローンの本審査で落ちる理由とは?
仮審査に通っても、本審査で落ちるケースは少なくありません。
本審査では、より厳密な書類確認や追加の調査が行われます。
以下では、なぜ本審査に通らないのかその理由を見ていきましょう。
・提出書類の不備
・転職・収入減
・健康状態の告知
・新たな借り入れ
仮審査との条件違い
仮審査では申込情報に基づいた簡易的な審査が行われます。
一方、本審査では収入証明書や源泉徴収票などの書類をもとに正確な確認がされます。
そのため、申告内容と実際の情報に相違があると否決につながることもあります。
提出書類の不備
住民票や納税証明など、書類の不足や記載ミスが原因で落ちることもあります。
とくに記載日や発行日が古すぎると、無効とみなされることもあります。
最新の書類をそろえ、指示通りに提出しましょう。
勤続年数や収入の変化
仮審査後に転職したり、収入が減少した場合は再評価の対象になります。
審査中は転職や大きな異動を避けるのが無難です。
雇用形態の変更も、審査に影響を与えることがあります。
健康状態の告知
団体信用生命保険の加入が条件となる場合、健康状態の告知も必要です。
重大な病歴があると保険加入が難しくなり、本審査に通らない場合があります。
持病がある場合は、加入条件を確認し、事前に相談しましょう。
他のローンの動き
本審査中に新たな借り入れをすると、審査結果に影響を与えることがあります。
ローン審査中は、クレジット契約や自動車ローンの利用を控えるようにしましょう。
住宅ローン審査に通らないときのチェックポイント
住宅ローン審査に落ちたときは、原因を冷静に探ることが大切です。
以下では、審査に通らなかった時にチェックしたいポイントについて紹介します。
信用情報を確認する
まずは信用情報の開示を行いましょう。
自分の支払い履歴や金融機関の登録情報を確認できます。
思わぬ誤登録が原因の場合もあるのです。
年収と借入額の見直し
借入希望額が多すぎる可能性があります。
物件価格や頭金を見直すことも一つの手段です。
必要であれば、予算そのものを再検討しましょう。
転職時期に注意する
転職後すぐの申し込みは不利になります。
少なくとも半年~1年は安定して働いてから申し込むのが理想です。
職種や業種が変わると、さらに審査が厳しくなります。
頭金を増やす
自己資金が多いと、審査で好印象を与えます。
返済負担が減ることで、金融機関の安心感も高まるのです。
ボーナスや貯金を活用し、頭金を増やしましょう。
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住宅ローンに通るための今すぐできる対策
住宅ローンの審査に落ちて、家づくりを諦めてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし対策を知ることで、次の審査に自信が持てます。
以下では、今すぐできる住宅ローンに通るための対策について紹介します。
クレジットカードを整理する
カードの持ちすぎや限度額いっぱいの利用は審査で不利です。
不要なカードは解約し、利用中のものは計画的に使用しましょう。
支払いは期日内に済ませ、信用を築いてください。
借入を減らす
カードや自動車のローンは、可能な範囲で返済を進めましょう。
複数のローンがある場合は、おまとめローンの検討も有効です。
残債が減るだけでも、審査の印象は良くなります。
共同名義で申し込む
配偶者の収入を合算する方法もあります。
夫婦合算で申し込むことで、借入可能額が増えるケースもあります。
ただし、ペアローンや連帯保証型など仕組みの理解が必要です。
住宅ローン専門の相談窓口を利用する
金融機関や住宅メーカーに相談してみましょう。
また、不動産会社が提携するファイナンシャルプランナーやローンアドバイザーに相談することもおすすめです。
自分に合ったローンや通りやすい金融機関を紹介してもらえます。
不安がある方は、無料の住宅ローン相談も活用してください。
審査に通りやすい住宅ローンと金融機関の選び方
住宅ローンの審査基準は、金融機関やローン商品によって異なります。
以下に、比較的審査が柔軟とされるケースを紹介します。
地方銀行・信用金庫
地域密着型の金融機関は、利用者との関係性を重視する傾向があります。
返済能力が確認できれば、前向きに検討してもらえる場合があります。
フリーランスや非正規雇用で審査が不安な方は、地方銀行や信用金庫へ相談すると良いでしょう。
フラット35(住宅金融支援機構)
フラット35は、国の支援を受けた固定金利の住宅ローンで、雇用形態に関係なく申し込めます。
勤続年数や収入の安定性に不安がある方にとっても、比較的ハードルが低いとされています。
ネット銀行
ネット銀行は金利が低く、手続きが簡素化されている反面、審査基準は機械的で厳しめです。
ただし条件が明確なため、自分の状況が合致する場合はスムーズに進むこともあります。
審査に落ちた直後にやってはいけないこと
住宅ローン審査に落ちた後、焦って行動すると、かえって状況が悪化してしまう場合があります。
以下のでは、審査に落ちた直後にやってはいけないことについて触れていきます。
すぐに別の金融機関へ再申請する
信用情報には、申込履歴が記録されます。
短期間に複数の申請をすると、お金に困っていると判断されかねません。
最低でも1〜2ヶ月は空けて再挑戦しましょう。
他のローンを新たに契約する
審査に落ちた直後に自動車ローンやクレジット契約を行うと、さらに信用が下がる恐れがあります。
審査が落ち着くまで、新規の借入は控えましょう。
仮審査と同じ内容で再提出する
改善点を見つけずに再提出しても、結果は変わらないことが多いです。
落ちた原因を明確にし、年収・借入額・頭金などを再検討してから再申請しましょう。
家計の支出が増える行動をとる
審査中や再挑戦を予定している期間は、高額な買い物や収入の減少につながる転職は避けましょう。
住宅ローンの審査では、収支の安定が何よりも重要視されます。
住宅ローン審査に関するよくある質問(FAQ)
住宅ローンの審査でよくある疑問に、わかりやすくお答えします。
Q. 頭金がゼロでもローンは組めますか?
A. 頭金ゼロでもローンは可能ですが、審査は厳しくなります。
金融機関によってはフルローンに対応している場合もありますが、返済負担率が高くなるため、年収や信用情報が良好であることが求められます。
Q. 契約社員でも審査に通りますか?
A. 契約社員でも安定した収入があれば、審査に通る可能性はあります。
勤続年数や勤務先の規模、収入の継続性などが重要な評価ポイントです。
地方銀行やフラット35など、柔軟な審査を行うローンの検討もおすすめです。
Q. クレジットカードの利用履歴はどのくらい影響しますか?
A. 過去の延滞や未払いは5年間ほど信用情報に残ります。
定期的な支払いや少額でも長期的な利用実績は信用度アップにつながります。
カードを利用する際は、リボ払いやキャッシングの多用を避けることが大切です。
まとめ
住宅ローンの審査に落ちると、不安とともに落胆する方も多くいらっしゃいます。
しかし、否決には必ず理由があるため、内容を知っておくことで改善策が見えてきます。
審査基準は一律ではなく、金融機関やタイミングによっても結果が異なります。
今回得た知識と経験を活かして、冷静に次のチャンスに向けて準備を進めていきましょう。
小さな見直しを行うことで、審査状況に変化が起こることがあります。
ここまで紹介した内容を参考に、長く安心して過ごせる理想の住まいを手にいれましょう。
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