2025.07.05

豆知識

建売と注文住宅、どっちが正解?違いや選び方を徹底比較

家を建てるとき、まず迷うのが建売か注文住宅かです。

それぞれにメリットとデメリットがあり、 一概にどちらが正解とは言い切れません。
ライフスタイルや価値観、予算によって選ぶポイントも異なります。
どちらを選ぶにせよ、しっかり比較検討することが大切です。

この記事では、建売と注文住宅の違いや、 自分に合った選び方のヒントをわかりやすく解説します。

建売住宅とは?特徴とメリットを紹介

建売住宅は、完成済みの住宅を購入するスタイルです。
土地と建物がセットになっており、すぐに住めるのが特徴です。
近年はデザイン性や性能も高く、選択肢が豊富になってきています。

費用を抑えやすいのが魅力

建売住宅は、同じ仕様の家をまとめて建てることが多く、 材料や工事を効率よく進められます。
そのため、建築費が安くなりやすいく、価格が明確なため資金計画を立てやすい点も安心です。
予算を抑えたい方には大きな利点となります。
また、住宅ローンの審査もスムーズに進みやすく、 購入手続きも比較的簡単です。

完成物を見て判断できる

すでに建っている家を見学できるため、 間取りや内装のイメージがつかみやすいです。
暮らしの様子を想像しながら選べる点が好評です。

また、写真や図面だけでなく、 実際に現地で日当たりや動線を確認できるのも安心材料と言えます。
家具を置いた際の広さ感もつかみやすく、 具体的な生活のイメージがしやすくなります。

引き渡しまでが早い

完成済みの物件を購入するため、 契約から入居までの期間が短く済みます。
そのため、急いで住みたい場合にぴったりです。
引っ越し時期を調整しやすく、 お子さまの入学や転勤などライフイベントに合わせて選べます。

また、事前に設備の状態を確認できるため、 トラブルのリスクも低減されます。

▶︎建売のメリット・デメリットについてはこちら

建売住宅のメリット・デメリットを徹底解説!注文住宅との比較も

注文住宅とは?自由度の高さが魅力

注文住宅は、間取りや仕様を自由に決めて建てる住宅です。
土地探しから始めるケースも多く、計画に時間がかかります。
その分、自分たちらしい暮らしを実現できるのが魅力です。
家づくりに参加する実感が持てるのも、満足度を高める要因となります。

間取りも仕様も自分好みに設計できる

家族の生活スタイルや将来の変化に合わせて、 柔軟に設計できるのが注文住宅の強みです。
在宅ワークや子育てを意識した間取り、 趣味のスペースなども取り入れられます。

また、細かなこだわりを反映できる点が魅力です。
たとえば、収納の位置や動線も自由に調整でき、 日々の暮らしが快適になります。

素材や設備も選べる

キッチンや床材など、好みに応じて選べます。
機能性やデザインの希望を叶えやすいです。

自然素材を使った健康志向の家づくりや、 省エネ性能を重視した住宅にも対応可能です。
そのため、愛着のわく住まいを実現できます。
設備のグレードや色合いまで選べるため、 世界に一つだけの住まいを作る喜びもあります。

長期的な満足度が高い

住む人に合わせた設計だからこそ、 暮らしやすさや快適さが長続きします。
細部にまで想いがこもる分、満足度も高まります。

また、将来的なライフスタイルの変化にも、 柔軟に対応できる設計が可能です。
リフォームしやすい構造にしておくなど、 長い目で見た安心感も大きなメリットです。

▶︎注文住宅のメリット・デメリットについてはこちら

注文住宅のメリット・デメリットを徹底解説!理想の住まいを実現するために

建売と注文住宅の違いとは?

建売と注文住宅にはそれぞれにメリットがあるため、ライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、建売住宅と注文住宅の違いを6つの視点から紹介します。

費用の違い

建売住宅は同じ仕様の住宅をまとめて建てるため、コストを抑えやすい傾向があります。
一括仕入れや効率的な施工が可能なため、価格が抑えられるのです。

一方で、注文住宅は設計や素材にこだわる分、費用が高くなりがちです。
こだわりの分だけコストが増える可能性があることも覚えておきましょう。

入居までの期間

建売住宅は完成済みの物件を購入するので、契約から入居までが早いのが魅力です。
すぐに引っ越したい方やスケジュールが決まっている方にとっては、大きなメリットとなります。

しかし、注文住宅は設計や施工の期間が必要となるため、入居までに時間がかかります。 余裕を持った計画が必要です。

設計の自由度

建売住宅はあらかじめ設計された間取りでの販売となるため、自由度はほぼありません。
変更が難しく、仕様や間取りはあらかじめ決まっています。

それに対して、注文住宅は間取りから外観、設備まで自由に決めることができます。
自分たちだけの理想の住まいを形にできるのが魅力です。

見学・確認のしやすさ

建売住宅はすでに完成しているため、実物を見て確認できるのが強みです。
日当たりや眺望、室内の広さなどをその場でチェックできます。

注文住宅は図面や完成予想図などで確認することになり、完成後のイメージがつかみにくい点もあります。
実物を確認できないため、想像力が求められる点が異なります。

個性の出しやすさ

建売住宅は基本的に画一的なデザインのため、個性は出しにくいです。
そのため、近隣の住宅と外観が似通っていることもあります。

一方、注文住宅は家族の好みやライフスタイルに合わせた設計が可能です。
オリジナリティを追求できるため、 暮らしに合わせた独自の空間をつくれる点が特徴です。

手間と労力

建売住宅は完成品の購入となるため、打ち合わせの回数も少なく、手間がかかりません。
スムーズに購入できることから、忙しい方にもおすすめです。

注文住宅は設計から完成まで何度も打ち合わせを重ねる必要があり、労力がかかるのが特徴です。
その分、納得いく家づくりができる満足感があります。

どっちが向いている?タイプ別に選び方を解説

建売と注文住宅の選び方を、ライフスタイルや価値観別に詳しく紹介します。

忙しい共働き夫婦なら「建売住宅」

仕事や家事に追われる毎日で、住まい選びに多くの時間を割けない方には建売住宅がぴったりです。
すでに完成した物件を選べるため、見学から契約・入居までがスムーズです。

設計や打ち合わせの手間が少ないため、忙しいご家庭でもストレスなく進められます。
さらに、即入居が可能な点もスケジュール管理がしやすく好評です。

家族の希望を反映したいなら「注文住宅」

子育て世代や、長く住み続けることを前提とした家づくりを考えるなら、 注文住宅の柔軟性が大きな強みとなります。
家族構成に合わせて部屋数を調整したり、 趣味や収納に特化したスペースを設けたりと、細かな要望を反映できます。

家族全員の意見を取り入れて、納得のいく空間を作れるのが魅力です。

予算に余裕があるなら「注文住宅」

自分だけの理想の家を追求したい方には、 注文住宅の自由な設計と仕様選択の幅広さが応えてくれます。
高性能な断熱材や自然素材を使ったり、 デザインにこだわったりと、細部まで思い通りの家づくりが可能です。
初期費用は高めでも、長期的な満足度や資産価値を重視する方に適しています。

とにかくコストを重視するなら「建売住宅」

住宅購入にかかる費用をできるだけ抑えたい方には建売住宅が向いています。
建売は、土地と建物をセットで購入でき、価格もあらかじめ決まっています。
そのため資金計画が立てやすく、安心して選べます。

また、住宅ローンの審査が比較的通りやすいこともメリットです。
予算を重視しながらも、一定の品質と暮らしやすさを確保したい方におすすめです。

将来的なライフプランに合わせた考え方

住まい選びは、今の暮らしだけでなく、将来の変化も見据えて考えることが大切です。
家族構成の変化や老後の暮らし方など、 長期的な視点で比較することで、より後悔のない選択につながります。

二世帯住宅を検討している方には「注文住宅」

親との同居や将来の二世帯住宅を視野に入れているなら、 自由に間取りを設計できる注文住宅が適しています。
生活空間を上下階で分けたり、 プライバシーを守りながら快適に暮らせる構造を選べます。
将来的に増改築しやすい構造にしておくことで、柔軟な対応が可能です。

転勤・転売の可能性がある方には「建売住宅」

数年後に転勤や転居の予定がある場合、 売却や賃貸に出しやすい建売住宅のほうが現実的です。
画一的な仕様や立地条件が、購入希望者にとって魅力になりやすく、 資産としての流動性が高い点も安心材料です。

ライフステージに応じて柔軟に対応したいなら「注文住宅」

子どもの成長や独立、老後の生活など、 長い人生の中で住まいに求める機能は変わっていきます。
将来的に部屋を減らす・バリアフリーにするなどのリフォームを見据えるなら、 注文住宅がおすすめです。
住まいに長く愛着を持ち、ライフスタイルの変化に応じて柔軟にカスタマイズしながら暮らしていけます。

建売と注文住宅の注意点

選ぶ前に確認しておきたいポイントもあります。
それぞれのデメリットを知ることで、 より納得のいく住まい選びが可能になります。

建売住宅の注意点

・間取りの変更ができないため、細かな要望に対応しにくい
・人気エリアの物件はすぐに売れてしまうため、スピードが重要
・設備や仕様のグレードが分譲ごとに異なり、希望通りでない可能性がある
・周辺環境や隣家との距離感が希望に合わない場合がある
・外観や間取りが近隣と似通ってしまい、個性が出しづらい

建売住宅はコストや手間を削減できるのが魅力です。
しかし、希望と完全に一致しないこともあるため、内覧での確認が大切です。

注文住宅の注意点

・完成までに半年以上かかることもあり、計画的な準備が必要
・間取りや素材を決める打ち合わせが多く、時間と労力がかかる
・予算管理をしないと、当初の見積もりから大きく上振れすることがある
・土地探しから始める場合、時間と情報収集が重要になる
・建築途中での変更が追加費用につながる可能性がある

注文住宅は自由度が高い反面、手間とコストの管理が重要です。
設計段階でのイメージ共有やスケジュール調整が後悔しない家づくりの鍵となります。

事前にこうした注意点を把握し、 自分たちの優先順位や生活スタイルに合った選択をしましょう。

まとめ

建売も注文住宅も、それぞれに良さがあります。
どちらが優れているかではなく、 自分たちのライフスタイルや価値観に合った選択が重要です。

建売住宅はスピード感やコスト面で優れ、 忙しい現代人にとって効率的な選択肢です。
一方で、注文住宅は自由度と個性を重視したい方にとって、 長期的に満足度の高い住まいを実現できます。

大切なのは、「何を優先したいのか」を家族で話し合うこと。

住まいは人生に深く関わる大きな買い物です。
後悔しないためにも、 それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解し、 納得できる決断をしましょう。

behomeでは、価格を抑えて自由設計ができる住まいづくりを行なっています。
地域に根付いたハウスメーカーとして、柔軟な提案をいたしますので、お気軽にご相談ください。

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